◆ベーシックコース

◇設計制作費 ¥100,000 (税別)

*ブーツ設計製作の内容は、シェル(ブーツ本体のプラスティック部分)の再設計と設計に基づいたシェル形状の変更をおこないます。
*インナーブーツはノーマルインナー(スキーブーツに純正で装備されているもの)をそのまま使用します。
*この料金の中には、オーダーメイドインソールの制作は含まれません。
*この料金の中には、スキーブーツ代金は含まれません。


*ブーツ購入と併せてインソール製作の場合は割引価格¥17,000(税別)です。

*ブーツをお持ち込みの場合のインソール制作費は¥20,000(税別)です。

 市販のスキーブーツをベースに、「スキーヤー個人個人の特性に合わせた再設計」を行い、スキーブーツのシェル(ブーツ本体)を再制作します。

骨格アライメントやジオメトリー解析をおこない、スキーブーツの最も大切な要素である動的性能特性を再設計の上、制作いたします。
ここで言う動的性能特性とは、

第1に、人間の骨格や筋肉の動きを忠実に再現しスキーブーツによって運動が制限されることが少ない、身体本来の状態に近い状態をスキーブーツに再現すること。
スキーブーツが原因となって引き起こされる骨格の歪みによって運動を制限されることが少なくなります。
(スキーブーツが本来持っている、滑走のために必要な運動制限が無くなるわけではありません)

第2に、土踏まずや身体の骨格に問題がある場合は、スキーブーツやオーソティックインソールで対処可能な最大限の調整をおこなう。(身体機能の保護であり医学的治療や矯正ではありません。)
骨格的問題や障害をお持ちの方に対しては、スポーツ整形外科医、医療機関、理学療法士との情報交換により、より高度な整形外科治療と並行しながらのブーツ製作の方法もあります。

第3に、ブーツが本来持っている、動的性能を崩さずに骨格に合わせたシェル形状を再設計し、構造体としての性能を保持させる。

「骨格、身体がスキーブーツが原因となって引き起こされる骨格の歪みによって運動を制限されずに動ける状態にある」ことと、「スキーブーツが構造体として機能できる」かということは、どちらを優先させるかということではなく、この2つの重要な要素が同様に考慮されたスキーブーツの提供。

足形や骨格形状のみを忠実に再現するというブーツチューンナップの一般的な解釈では、一見合理的に思えますが、足形を再現するためにはブーツのシェルの変形を伴うために、最も大切なブーツの動的性能を低下させてしまいます。

スキーブーツのチューンナップや再制作には、ブーツが本来持っている動的性能を崩さずに、いかに「ブーツ本来の動的設計」をそのまま再現するかということも、「身体が自然に動けるかということ」と同じくらいの重要度を持つ要素なのです。

骨格形状や身体を精密に測定し、ブーツの形状を足形そのものといえるまでに作り替えても、最も大切なブーツの機能である「スキーに力を伝えたり減衰するスキーブーツの大切な機能」が解析・設計されていないのですから、静止状態の見かけ上のポジションは作れても、滑走状態でのスキーブーツ機能である構造体が持つ減衰力や動力伝達機能が全く発揮できないブーツとなってしまうため、ブーツからスキーに効率的に力を伝えることが困難になってしまいます。
また、そのような状態での長期間の滑走は身体の障害発生の確率が高く、危険ですらあります。

言い換えれば、スキーブーツを足形に近づければ近づけるほど、反比例してスキーブーツの本来の機能である、力を伝えたり減衰するという基本機能は低下するということなのです。

例えば、ブーツシェルに熱を加えるなどして足型と寸分違わぬ形にブーツの形状を作り替えた場合はスキーブーツとしての力の伝達機能や減衰機能は、満足に発揮できないレベルのものとなってしまう可能性が考えられるわけです。

シェルを足型に寸分違わぬ形に仕上げることで身体とブーツのバランスは取れたように見えますが、足型に合わせるためにシェル形状が変わることによって、動力伝達機能、減衰機能は極端に低下して、本来のスキーブーツの目的である滑走機能が極端に悪化したブーツとなってしまいます。

 ブーツを自動車に例えてみると良くわかるでしょう。

運転席に座ったときにドアやサイドピラーが身体に合わず、身体を大きく曲げ なければハンドルが回せなかったりペダルが踏めない車があるとします。
(足がブーツによって歪められたり、スキーブーツの足型とスキーヤーの足型が合わないで、当たりによる痛みが発生したりしている状態と同じです)

 理想的なドライビングポジションが取れるようにするためには、ドアやサイド ピラーをカットして継ぎ足したり、フロアパンやボディーモノコックを変形さ せれば、理想的な身体ポジションを取ることが可能となります。(足形を忠実に再現したブーツチューンナップするのと同様)

この状態の身体のポジションだけを見れば、完璧と言えるでしょう。

 しかし、自動車の本来の機能である走行性能はどうなるのでしょうか?

 車はボディーモノコック全体を一つの構造材として、走行性能を確保していま す。 (ブーツも同様です。)
車の構造体は、使用されている素材の肉厚や車体の3次元形状が厳密に設 定されていて、はじめて構造体としての仕事ができるわけです。(力を伝えたり減衰したりするブーツの最も大切な機能と同様)

 サイドピラーやモノコックそのものを変形させて理想的なドライビングポジションを設定した車は、ドライビングポジショ ン(足形とシェル型の一致)だけを見れば完璧な車と判断されるかもしれません。

車のドライビングポジションが完璧であれば、車の走行性能は完璧といえるでしょうか。

答えは「完璧ではありません」。

 なぜならば、その車に当初から設定されていた「性能が発揮できるだけのボディー剛性やモノコックの立体形状などが確保されていない」からです。

そのような車は(スキーブーツは)、走行性能上は見るべ きもののない「ただの箱」と言わざるを得ません。

完璧なドライビングポジションが取れ、尚かつボディー剛性も確保されているモノコックに変形させるためには、本来の構造体の性能を保ち、または必要に 応じた剛性を解析し設計して再構築する必要があります。

 スキーブーツも同様なことが言えます。
足形に忠実なだけのブーツの形を作れば作るほど、滑走状態での動力伝達機能は低下してしまいます。

身体のポジションをスキーブーツに精密に再現すればするほど、ブーツの機能は発揮されないという、反比例の要素が発生するのがスキーブーツの特徴です。

スキーブーツとして履き心地や滑走性能を満足できる性能を持たせるためには、足の形にスキーブーツの形のみを合わせるのではなく、構造体としての動力伝達機能(履物の機能だけではなく滑走性能を持ったスキーブーツ)が設定されたスキーブーツにするためのの再設計が必要となるのです。

スキーブーツシェルを「足形に合わせるためのシェルの熱加工」などによって変形させている場合などは、ブーツの性能は極端に低下してしまう場合があります。

◎ベーシックコースではブーツの最も大切な要素である、動的性能の解析再設計と骨格アライメントやジオメトリーのバランスを優先してスキーブーツシェル(スキーブーツ本体のプラスティック部分)の再設計・制作をおこないます。

モールドジオメトリー解析によって、シェルそのものを再設計して制作いたします。

*ベーシックコースは「スキーブーツによって引き起こされている」骨格の歪みを減少させて、固有の身体機能が発揮できるようにすることが目的です。

*ベーシックコースはスキーブーツの設計上の性能・機能を最大限発揮させます。

*ベースとなるスキーブーツにはメーカーやモデルによる設計の違いがあり、ベースブーツを「違う特性のブーツ」に作り変えるものではありません。

*ベーシックコースは個人の感覚や身体的特徴に起因する感覚整合をおこなうものではなく、スキーブーツの挙動や性格を好みの感覚に作り変えるものではありません。

*ベーシックコースでおこなうこと

*スキーブーツのシェル形状と足の形状のミスマッチによって生じる、シェル内部の足の変形を減少させること。

*上記で足の機能が最大限発揮できる状態に保ち、ブーツが設計時に想定している位置に足を収めることによってスキーブーツの機能を最大限生かすこと。

*スキーブーツ完成後に再調整が必要になる場合もございます。

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